不安が蔓延している

いつものように、今までもそうであるように、考えることをやめられない。

ずっと自分の中で感じている事があって、今の全体的な空気感、社会の雰囲気のこと
多分、現在がすごく良いと思ってる人少ないような気がする。

なんでだろうと考え続けて、なんとなく私のなかではひとつの仮説があって
00年代からインターネットが大勢に行き渡った結果、身近ではない人々の人生が見えるようになって
(インターネットがないころは、自分が現実で関わってる人、例えば家族や友達などの人生しか見えず、それ以外の人の暮らしを細かく知ることがほとんどなかったと思う、今思うとなんかびっくりしてしまうけど)
今までは目に入る事の少なかったタイプの問題を抱えた人生もが目に入るようになり
自分がそうなるのかもしれないという底知れぬ不安が爆発的に広がったのかもしれない。
不安は倹約思考を引き起こす。そうすれば経済は滞る。
バブルの豪快な金遣いの話をする人たちが、あの頃は将来が何も怖くなかった、これからずっと社会が良くなっていくと思っていた、と言う。
そういう楽天的な考えが木っ端微塵に砕かれて存在しない時代だと思う。
楽天的でいられないほど不幸の情報が溢れている。
経済が動かなければますます不幸の種類は増えて行く。

昔から色んなことのマイノリティとして暮らしてた人々は、インターネットが出来た事で自分が目に見えない存在でなく、現実にいる者として声を上げられるようになったメリットももちろんあると思う
でももはやそのメリットを上回る不安が全てを覆っているように見える。
悪い事は際限なく広まる。人間の特性として、問題の方に気が引かれるようになっている。
それに誰だって楽しいことは他人に訴えるほどでなく、自分が困っている事の方を伝えたい
誰も彼ももうその問題を受け取るキャパシティはオーバーしているような気がする
そして一度開かれたパンドラの箱のように、世に放たれた不安を取り消すことは出来ない。

考えが止まらない。
自分がこれからどうなっていくのか、不安で心配でたまらずに、眠れない日がある。私自身の不安を全くコントロール出来ない日がある。
こうやって頭で回っている中身を書けば、少し落ち着く